※9/26更新
「ニッセイTOPIX IF 」よりも信託報酬の低い「iFree TOPIXインデックス」に乗り替えようと思いましたが、「ニッセイTOPIX IF」のベンチマークはTOPIX”配当込み“、「iFree TOPIX インデックス」のベンチマークはTOPIX”配当除く“とベンチマークが異なっています。
【”配当除く”指数であると、配当で下がった株価を基準にしているので指数は低めになってしまい、ファンド成績は上方に乖離しやすい。】と、いう指数との乖離が問題だと思っていましたが、それだけではないとの助言をいただきました。
そこで、”配当込み”、”配当除く”の違いで、リターンや投資効率に差があるのかを調べました。
リターンを比較
“配当込み”、”配当除く”では、リターンに差があるのか調べてみました。
- ベンチマーク:TOPIX”配当込み”
- 日本株式インデックスe
- ベンチマーク:TOPIX”配当除く”
- SMT TOPIXインデックスオープン
- eMAXIS TOPIXインデックス
- 野村インデックス・F TOPIX
ベンチマークが”配当込み”でも”配当除く”でもリターン差がほとんどないことがわかります(トータルリターンは経費率を引いた数値なので、ファンド間での差は経費率の差でリターン差はほとんどない)。この事から、ベンチマークを”配当除く”指数にしているが実際は”配当込み”指数に連動しているんだと思います。
分配金をだしているのか?
では、”配当除く”指数をベンチマークにしているファンドは指数に連動するために分配金をだしているのか調べました。
- SMT TOPIXインデックスオープン(TOPIX”配当除く”)
- eMAXIS TOPIXインデックス(TOPIX”配当除く”)
- 野村インデックス・F TOPIX(TOPIX”配当除く”)
- 日本株式インデックスe(TOPIX”配当込み”)
SMT(配当除く)は、年2回決算があり過去2回分配金をだしています。eMAXIS(配当除く)、野村(配当除く)は、過去に分配金をだしていません。日本株式インデックスe(配当込み)は、過去1回分配金をだしています。
うーん…、”配当除く”でも分配金をだしていないファンドもあるし、”配当込み”でも分配金だしているし…。分配金をだす要因がベンチマークに連動するためだけじゃないだろうから一概にこうだとは言えないか…。ただ、ベンチマークに連動するために分配金をだす(かもしれない)可能性が”配当除く”にはある分、不利かもしれない。過去に分配金をだしていないからといって、今後もださないとは限らないし未来はわからぬ…。
まとめ
ベンチマーク”配当込み”、”配当除く”のリターン、投資効率が同じであれば、”配当込み”、”配当除く”にこだわらずに低コストなファンドを選ぶべきだと考えていました。
しかし、”配当除く”だと、指数への連動を目指すために分配金をだす可能性がある。その分配金に課税されることで、投資効率が低下する。と、いうようなマイナス要素がある。この事から、できるだけ”配当込み”を選択しようと思います。
※助言をしてくれた、たわら男爵さまの記事はとても参考になりました。
ベンチマークは、配当込指数と配当除く指数のどちらが良いか