楽ラップ→低コストインデックスファンドを使った高コストラップ口座

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少し前に低コストで話題になったステート・ストリートのファンドが楽天証券の”楽ラップ”で登場しました。

ステート・ストリートのコスト

ステート・ストリートの新規設定ファンドは、コスト最安で唸りました。

取扱いが三井住友信託銀行だけだったので、いつか購入できればいいな~と思っていましたが、まさかラップ口座でくるとは…。

楽ラップのコスト

  • 組入れる投資信託の投資運用に係る費用:最大年率0.288%(税込)
  • ラップサービスの運営・管理費用:最大年率0.702%(税込)
  • 合計:0.990%(税込)

投資信託に係る信託報酬は最大年率0.288%(税込)と低コストですが、運営・管理費用が最大年率0.702%(税込)かかるので、合計で最大年率1%ほどのコストが係ります。どう考えても高いですよね?

※楽ラップについての詳細はこちら

他社ラップサービスと比べて安いからどうした?

他社のラップ口座と比べて半分くらいのコストであるという比較がみられますが、そんな”ぼったくり”といわれているようなものと比較をして安いと言われてもね…。「ロボ・アドバイザーに運用を一任できて年率1%くらいの手数料で資産運用ができるなんて素晴らしい!」なんて、個人的に全く思いません。もし、親戚や知人に資産運用について相談された場合に、楽ラップを薦めることはないでしょう。他人に薦められないものが、いい商品であるはずがない。投資が趣味でも仕事でもなく資産運用に手間暇をかけたくない人に最適かのように言われますが、そのような人に最適なのは、”投資なんかしないこと”か、”投資について少し勉強してみること”だと思います。

まとめ

楽ラップはコストが高いので個人的にお薦めできない。”投資について勉強したくないけど、どうしても資産運用をしたい”という人がいたら、個人向け国債を薦めるのがベターかと思いました。