長期投資は利益がでない?

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長期投資について考えてみました。

長期投資のメリットのひとつ

長期投資のメリットのひとつとして、ブレグジットショックのような暴落時でも、慌てることなく平静でいられることがあります。株価暴落により含み損が大きくなったとしても、長期投資期間中であれば、暴落や含み損に一喜一憂することなく鼻唄まじりに追加投資ができて取得単価を下げることができます。投資の格言にある『安く買って高く売る』を実践できます。

んん…?安く買うは実践できるけど、高く売るができない?!

長期投資は出口まで売らない?

長期投資=老後資金だと、老後の生活が始まるまで(リタイヤするまで)売らないように思えます。これは、利益を放棄していることになるのではないか?

長期投資-メリット・デメリット

上記のように、仮に株価が暴落してリスク資産が半分に減少した時に追加投資ができれば安く買うことが出来て「長期投資サイコー」となります。けど、仮に株価が高騰してリスク資産が倍に増えた時に利益確定売りをせずに何もしないのは機会損失にならないのだろうか?

長期投資期間中に利益確定はありえない?

未来は不確実であることから、長期投資の出口で、損益がプラスになるかマイナスになるのかわからないので、出口時点の損益はあまり気にしていません。

気になっているのは、長期投資期間中に大きな含み益が出た場合、利益確定売りをして、株価が下落したタイミングで再投資するのがいいのではないかということです(天井で売って、底で買うという意味ではありません)。

利益確定をして、再投資までの一定期間は複利効果が得られなくなるのも機会損失になるか…。けど、大きな含み益を見過ごして利益が溶けていくのを見ているだけでいいのだろうか…。けど、複利効果が…ンガッフフ。

確実な利益と不確実な未来をどう捉えるかは、投資を続ける中で重要なことかもしれません。人によって、その答えも違うと思います。投資を続けながら、利益も複利効果も得られるのがいいですね。

長期投資、複利、利益確定を同時進行したい

長期投資、複利、利益確定を同時に行うのに考えられることは、無リスク資産とリスク資産のリバランスだと思われます。わたしは、無リスク資産:リスク資産=50:50を目指しているので、下記のような比率変動があった場合にリバランスを実施することで“安く買って高く売る”が実践できると考えられます。

リバランスで安く買って高く売る

含み益が大きくなったからといって、全て利益確定してしまえば市場から退場してしまい複利効果も得られないので、無リスク資産とリスク資産のリバランスをすることがベターかと思います。リバランスという名の利益確定?利益確定という名のリバランス?

まとめ

わたしの場合は、株価変動によって崩れた無リスク資産とリスク資産の比率を元に戻すこと(リバランス)で、”安く買って高く売る”を実践していこうと思います。だからといって、大きな含み益がでたときに全てを利益確定するのも特段悪いことではないと思います。何だかんだ言っても投資なんて自己責任の世界なので、やりたいようにやって利益がでればオッケーなんじゃないかな~。その人にとってベストなことでも、他の人にはベストでないかもしれない。

長期投資に限ったことではありませんが、今回のように「長期投資は安く買えてサイコー」という、メリットにだけ目がいきがちになります。デメリットにも目をむけて色々な角度から物事をみていきたいと思いました。