MSCIエマージング・マーケット・インデックスとは?【投資信託のベンチマークを知る】

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新興国株式クラスとして投資している【たわらノーロード新興国株式】、【野村IF 新興国株式】のベンチマークである【MSCIエマージング・マーケット・インデックス】について調べました。

MSCIエマージング・マーケット・インデックスとは

MSCIコクサイインデックス同様にモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が公表している株価指数です。世界の新興国23ヵ国で構成されている指数です。

国別構成比

2016/2/29現在の国別構成比は以下になります。

  • 中国:24.28%
  • 韓国:15.41%
  • 台湾:12.91%
  • インド:8.05%
  • 南アフリカ:6.92
  • その他の国:32.43%

業種別構成比

2016/2/29現在の業種別構成比は以下になります。

  • 金融:27.01%
  • IT :20.81%
  • 一般消費財:9.79%
  • 生活必需品:8.49%
  • エネルギー:7.47%
  • 情報通信:7.08%
  • 資本財:6.9%
  • 素材:6.46%
  • 公益事業:3.22%
  • ヘルスケア:2.77%

上位10銘柄

2016/2/29現在の上位10銘柄は以下になります。

  • TSMC:3.44%/台湾/IT
  • サムスン電子:3.28%/韓国/IT
  • テンセント:2.94/中国/IT
  • 中国移動通信:2.03%/中国/情報通信
  • 中国建設銀行:1.54/中国/金融
  • ナスパーズ:1.48%/南アフリカ/一般消費財
  • 中国工商銀行:1.14/中国/金融 アリババ:1.08%/中国/IT
  • フォックスコン:1.05%/台湾/IT
  • 中国銀行:0.93%/中国/金融

中国、韓国、台湾が3強

やっぱり中国の占める割合が一番高いです。続いて韓国、台湾となっています。個人的には今後、中国、韓国はどうかなと思っています。台湾、インドが上がってくるのではないかと素人考えですが思っています。日本国内のものが全て安心だとはいえない時代ですが、それでもやっぱり中国産は敬遠しがちです(笑)。

MSCIコクサイインデックスだと業種別構成比で上位だったヘルスケアは最も低い割合となっています。これは新興国の特徴を表しているのでしょうか?わからんけどー

上位10銘柄で1位はサムスン電子かと思っていましたが、TSMCでした。スマートフォン向け半導体市場での躍進が大きそうです。

韓国は上位10銘柄にはサムスン電子しか入っていません。サムスン電子って外資系企業じゃなかったかな?韓国の企業と呼んでいいのか… 韓国に本社があるから韓国の企業でいいのかな(笑)。

中国の銀行が上位に3つ入ってますが、中国の銀行なんてAIIB(アジアインフラ投資銀行)しかり不安しか感じない(笑)。

なかなか忙しそうな指数でドキマキさせてくれそうだと個人的に思いました。